心の理解度チェック(11)

問101:フロイトは精神内界を「快感原則」と「現実原則」に則って議論しましたが、そのフロイトの議論に不備を感じた私は、精神内界を「二重の快・不快原則」に則って議論しています。その違いを理解することができますか?

問102:悟性と概念の知覚化は、どういう刺激伝達を行ないますか?

問103:取り入れと投影は、どういう刺激伝達を行ないますか?問104:感情移入と知性化は、どういう刺激伝達を行ないますか?

問105:(依存型、自己愛型、恐怖誘導型、加虐型)病的同一化と、原始的防衛機制(否認、投影性同一視)との違いを理解していますか?

問106:否認はどういう病的同一化を用いて、何を防衛しますか?

問107:投影性同一視はどういう病的同一化を用いて、何を防衛しますか?

問108:上記の四つの病的同一化の他にも、「処罰的対象→理想的自己」という刺激伝達経路が存在します。これは何と呼び、どのように機能しますか?

問109:認知症などの器質性精神疾患を除くと、心の状態は四つのレベル、つまり、制御状態、防衛状態、病的状態、そして精神病状態に分けられます。そのうちの制御状態を除く三つのレベルは、機能性精神疾患の病態水準を表しています。これに対して、我々の精神構造、つまり人格構造は、上記四つの他に、もうひとつ追加して、五つの構造を区別しますが、その際、上記四つのいずれかの状態を、さらに二つに分けて追加します。はたして、それは何ですか?その理由も添えて答えて下さい。

問110:許しには「二重同一化現象」が存在します。それを理解できますか?


                      心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(12)

問111:「許しの環」を形成するためには、それに先立って、二つの準備段階が必要です。いずれも閉鎖回路です。つまり、「A→B→許しの環」という順になりますが、AとBはそれぞれ何を意味しますか?

問112:攻撃系前駆型閉鎖回路と、悪性サイクルの違いは何ですか?

問113:攻撃系前駆型閉鎖回路と攻撃系閉鎖回路の違いは何ですか?

問114:「救いの環」を形成するためには、それに先立って、二つの準備段階が必要です。いずれも閉鎖回路です。つまり「A→B→救いの環」という順になりますが、AとBはそれぞれ何を意味しますか?

問115:脆弱系前駆型閉鎖回路と、脆弱系閉鎖回路の違いは何ですか?

問116:脆弱系閉鎖回路は二つ存在します。それぞれどういう特徴を持った回路でしょうか?

問117:治療中に、患者の心の中で、あるいは治療者の心の中で、さらにはその双方の心の中で生じた「憎み合う関係」を、どう理解し、どう解消しますか?

問118:攻撃系制御システム形成のための四段階を説明してください。

問119:治療中に、患者の心の中で、あるいは治療者の心の中で、さらにはその双方の心の中で生じた「救いのない関係」を、どう理解し、どう解消しますか?

問120:脆弱系制御システム形成のための四段階を説明してください。


                    心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(13)

問121:精神病の二大疾患群(躁鬱病と統合失調症)は、疾患群の「両翼化」によって分岐します。その両翼化以前の精神状態、および分岐後のそれぞれの変遷について説明してください。

問122:精神病の両翼化が発生する二つの理由があります。それらは何と何でしょうか?

問123:躁鬱病と統合失調症では、許しの環も救いの環も形成されていません。それらの根治療法を行なった際に、これら二つの環の形成に順番があります。躁鬱病の場合はどういう順になり、統合失調症の場合はどういう順になるでしょうか?

問124:転移性精神病を解消し、「基本的防衛態勢」に導くためには、どういう治療的アプローチが必要でしょうか?

問125:精神病根治療法の八段階を説明することができますか?

問126:精神病根治療法がうまくいくと、患者の精神状態は、精神病状態から病的状態(重症人格障害)を経て、防衛状態(軽症人格障害)に移行します。はたして、躁鬱病はどういう病的状態を経て、どういう防衛状態に移行するでしょうか?

問127:精神病根治療法がうまくいくと、患者の精神状態は、精神病状態から病的状態(重症人格障害)を経て、防衛状態(軽症人格障害)に移行します。はたして、統合失調症はどういう病的状態を経て、どういう防衛状態に移行するでしょうか?

問128:「防衛の流動化」は、精神病に見られる両翼化の他に、病的状態(重症人格障害)にも見られますが、病的状態に属する八疾患群について、それを明確にすることができますか?

問129:境界性人格障害では、許しの環の形成と救いの環の形成の、どちらにより深刻な問題を抱えていますか?

問130:反社会性人格障害では、許しの環の形成と救いの環の形成の、どちらにより深刻な問題を抱えていますか?


                    心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(14)

問131:統合失調質人格障害では、許しの環の形成と、救いの環の形成の、どちらにより深刻な問題を抱えていますか?

問132:妄想性人格障害では、許しの環の形成と、救いの環の形成の、どちらにより深刻な問題を抱えていますか?

問133:精神病状態では防衛の流動化が、病的状態では防衛の流動化と葛藤が、防衛状態では葛藤が出現します。葛藤の構造を図式化すると、「A←B→C」になりますが、ABCには、それぞれどういう情動因子(情動系を構成する14個の自己及び対象因子)が該当するでしょうか?

問134:自己愛性人格障害では、どういう種類の葛藤が顕在化しやすいですか?

問135:回避性人格障害では、どういう種類の葛藤が顕在化しやすいですか?

問136:いわゆる古典的神経症と、自己愛性神経症(今日では自己愛性人格障害)は、様々な視点から(特に治療上の視点から)対立してきました。しかし、私の精神分析統合理論(情動制御理論)では、これら両者がそれぞれの特徴を主張しながら共存しています。その共存の礎になっている精神力動は何ですか?

問137:強迫不全性人格障害と、焦燥性人格障害の病態水準は、それぞれどのレベルにあると思いますか?

問138:治療技法を、表出方法と表出内容に分けることができます。しかし、それらには密接な関係があります。どういう関係があるか、説明することができますか?

問139:謝罪技法を使用する場合には、一定の条件が必要です。その条件とは何ですか?また、謝罪技法をどういう状況、どういうタイミングで使用すべきだと思いますか?

問140:優越誘導技法を使用する場合には、一定の条件が必要です。その条件とは何ですか?また、優越誘導技法をどういう状況、どういうタイミングで使用すべきだと思いますか?


                  心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(15)

問141:循環気質は、どういう情動因子(情動系を構成する14個の自己及び対象因子)の活性化によって発生すると思いますか?

問142:分裂気質は、どういう情動因子(情動系を構成する14個の自己及び対象因子)の活性化によって発生すると思いますか?

問143:人はよく期待していると言い、実際によく期待します。その結果によって、期待した心は、さらに様々な動きを続けます。はたして、どういう思いが、期待する方にも、期待される方にも適切なものであると思いますか?

問144:羨望とほれ込みとは密接な関係にあります。そのメカニズムを説明できますか?

問145:躁的防衛とは何を防衛しますか?

問146:気遣いには二通りの心の動きがあります。いずれの場合も説明できますか?

問147:騙しや裏切りの精神力動がわかりますか?

問148:後悔の精神力動を理解していますか?

問149:やさしさと思いやりとは同義ですか?もしあなたが、やさしさと思いやりは違うと思うならば、その違いを説明できますか?

問150:ひきこもりと無気力の精神力動の違いを説明してください。


                  心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(16)

問151:「見捨てられ感」は、私の言う「不快−防衛系」が強く機能しています。防衛する方と、防衛される方に、それぞれどういう情動因子(情動系を構成する14個の自己及び対象因子)が機能しているでしょうか?

問152:催促と脅迫の精神力動の違いを説明してください。

問153:演技性、誘惑、ほれ込みの三者は密接に関係しています。その関係を「A+B=C」という数式で表現してください。

問154:精神病状態においても、さとった後でも使用する精神力動は何ですか?

問155:不快因子同士の連動性を阻害する要因は何ですか?

問156:情動系を構成する14個の自己及び対象因子の中で、分身化を起こす因子はどれですか?また、移行現象を起こす因子はどれですか?

問157:移行現象の素地として存在する精神力動は何ですか?

問158:ある精神状態では前駆型閉鎖回路を使用し、別の精神状態では否認を使用する場合があります。その理由は何ですか?

問159:嫉妬といじめとは密接な関係にあります。その精神力動がわかりますか?

問160:同情の精神力動について説明してください。


                    心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(17)

問161:倒錯的思考の形成には、特徴的な因子が必要ですが、それは(情動系を構成する14個の自己及び対象因子の中の)どの因子が、どういう精神力動を被って発生したものですか?

問162:倒錯的思考の精神力動、つまり(前問の)特徴的な因子が展開する精神力動がわかりますか?

問163:倒錯的思考は絶望の精神力動ですが、絶望以外にも複数の症候群の原因になっています。それらは何ですか?

問164:絶望が鬱(うつ)に発展するために必要な精神力動は何ですか?

問165:憐憫(憐みの情)の精神力動について説明してください。

問166:我々は日常的に体験する不快感を制御したり、防衛したりしていますが、もし制御も防衛もできない状況に陥った時、そうした精神状態を一言で表現しようとするならば、どういう言葉が適当でしょうか?

問167:様々な人格傾向や症状群に悩んでいる場合、その悩みから解放される方向、つまりもっと健康な方向へ自分を変えていこうとした場合、避けては通れない心の状態があります。それは何ですか?

問168:私は、防衛、解離、制御の三者関係を「防衛⇔解離→制御」として理解しています。この場合、解離に含まれる精神現象にはどういうものがあると思いますか?

問169:不安と恐怖は、片道二通り、合計四通りの精神力動によってつながっています。それぞれ、どういう精神力動ですか?

問170:怒り上戸(じょうご)、泣き上戸の精神力動がわかりますか?


                  心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(18)

問171:「〜人格」と「〜人格障害」は同じではありません。その違いについて理解していますか?

問172:エディプス・コンプレックスは、制御状態に属する心性ではなく、防衛状態に属する心性です。その精神力動を理解していますか?

問173:性的マゾキズムから性的な要素を取り除くと、どういう課題が残りますか?

問174:性倒錯(パラフィリア)には、性的サディズムと性的マゾキズムが混在していますが、時々、これらの心性は性犯罪化する場合があります。その最も典型的なものは何ですか?

問175:自傷と他害には共有された精神力動が存在します。それは何ですか?

問176:嗜癖と依存症の違いがわかりますか?

問177:「の」の字型閉鎖回路によって終息しない依存症は何ですか?

問178:様々な依存症が治癒していく途上において、ある特徴的な人格傾向(あるいは、ある特徴的な症状群)が出現します。それは何ですか?

問179:統合失調症の病型である緊張病と破瓜病の精神力動の違いは何ですか?

問180:統合失調症に見られる人格の荒廃の原因は何ですか?


                    心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(19)

問181:(脳内)神経伝達に関する四つの構成要素とは何ですか?

問182:将来、精神療法(精神分析)の薬剤化は可能でしょうか?

問183:報酬系に出入りする脳内神経伝達を描写することができますか?

問184:意識の正体、つまりその本質は何ですか?

問185:意識がないと、前意識と無意識を区別することはできますか?

問186:あなたは許しや救いの夢を見たことはありますか?

問187:現実検討能力と対人的状況判断能力の違いがわかりますか?

問188:解離型自我意識について説明してください。

問189:精神分析療法における治癒機転をしっかりと認識していますか?

問190:不快因子と防衛因子は、それぞれ意識に出現し、意識から消える際に正反対の動きをします。その動きについて説明してください。


                  心の理解度チェック(Ⅱ)

心の理解度チェック(20)

問191:主体性を二つに分けることができます。何と何でしょうか?

問192:主体性が機能している間、その主体性を支える心性があります。それは何ですか?

問193:むろん、我々は社会的な存在なので、主体性だけではなく、社会性も必要です。その際、主体性と社会性との協調を阻害する心性もまた存在します。それは何ですか?

問194:フロイトの言う「自我理想」を抱き続けていると、さとり切ることはできません。それでは、人生のどの時点において、自我理想を放棄すべきでしょうか?

問195:世の中では、様々な視点から「幸・不幸」について議論されています。その中でも、環境や経済の方面から検討される場合が多いという印象を受けます。しかし、本来、「幸・不幸」は心で感ずるものであり、その判断に必要な内容も、心の中にあります。はたして、その内容とは何ですか?

問196:「窮理」と「三昧」との関係を理解できますか?

問197:「続・精神分析統合理論」の中で、我々が日常的に体験する様々な心性を、健康度ランキングとして十段階に区別しました。それらを理解することができますか?

問198:精神分析と宗教には、決定的な違いがあります。それは何ですか?

問199:精神分析とさとりは、密接な関係にあります。それを説明できますか?

問200:もし我々の脳がさらに進化するならば、どういう方向へ進化すべきだと思いますか?


                  心の理解度チェック(Ⅱ)

 

これらの質問の答えは、『精神分析統合理論の展開:知能革命への道』の中に書かれています。

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精神分析統合理論は、革命的な精神分析理論である。心の健康と病気を定義付け、諸々の精神現象のメカニズムを解明している。その中でも、精神病である躁うつ病と統合失調症の成因を解明し、治癒をモットーにした根治療法を確立している。それによって、人類に課せられた最も大きな難問が解決されている。また、意識や自我意識の解明、「さとり」への道など、想像を絶する内容が含まれている。さらに、症例研究は比類なき圧巻である。精神医学や心理学の専門家だけではなく、心に関心を抱く知識人の方々にとっても必読書である。

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