多くの精神科医は、病院やクリニックを訪れる患者の診療や書類書きなどに追われ、学問とは縁遠い日々を過ごしているので、むしろ心理相談室などで、ダブルの心理療法を行なうことはできないだろうか?もちろん、それは精神病や重症人格障害の根治療法を二本立てで行なうことを意味する。

  今まで私も多くの臨床心理士(サイコロジスト)と接触してきたが、精神科医療現場における臨床心理士の立場は、決して優遇されたものではない。折角、大学や研究会などで勉強してきても、実際の仕事は心理テストの他、病院の諸々の雑用である。臨床と言っても、外来主治医から依頼された少数の患者の相談にのる程度のものである。時々、気の毒に思うものの、現在の医療制度では致し方ない。

  私は、そうした臨床心理士の立場を挽回させる良いチャンスであると思う。もし私の方法論を採用し、人格変化や完治などの結果を出すことができれば、精神科医だけではなく、専門家であると豪語する精神分析医さえも、実力的には抜くことができるし、それがひいては臨床心理士に対する厚生労働省の見方を変えることにも、つながるかも知れない。私個人の意見としては、治し屋は何も医者でなきゃならないという思いはない。

  ただし、その場合、勉強やトレーニングは必須である。むろん、それらは精神分析に関するものである。たとえば、精神分析セミナーを受けたり、精神分析学会に研修症例を出したりして、とりあえず従来の精神分析の骨格だけは学び、それだけでは足りないと思えば、自分の精神分析(教育分析:訓練分析)を受ければよい。そして、それから私の精神分析統合理論を学ぶのである。私の理論を学ぶ前に、感じ方や考え方に癖をつけるのはどうかと思うが、私の理論は難しいので、先立つ知識と臨床体験は必要である。また、心理の人達が好むユング心理学、それに認知療法や行動療法などは、私の理論を勉強しようとする際には全く役に立たないということを断わっておきたい。

              新しい心の分析教室:ノート(Ⅱ)

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精神分析統合理論は、革命的な精神分析理論である。心の健康と病気を定義付け、諸々の精神現象のメカニズムを解明している。その中でも、精神病である躁うつ病と統合失調症の成因を解明し、治癒をモットーにした根治療法を確立している。それによって、人類に課せられた最も大きな難問が解決されている。また、意識や自我意識の解明、「さとり」への道など、想像を絶する内容が含まれている。さらに、症例研究は比類なき圧巻である。精神医学や心理学の専門家だけではなく、心に関心を抱く知識人の方々にとっても必読書である。

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